電気設備

例えば意匠設計や構造設計が人体の「骨格」を設計しているとすると、電気設備設計はその「神経や知能」・「血管や血液」を設計しているといえるでしょう。 電気設備が適切に設計されなければ、建物の利用者は安全・快適に生活することができません。現在の私たちの生活を担う責任の大きい仕事でもあります。
現在、電気設備の設計をするにあたっては、安全性や法規などのほか、省エネルギーなどコストも考慮しなくてはなりません。近年注目されている「IoT」に代表されるように、技術の進歩がもたらす影響は、電気設備の設計も例外ではありません。

「EMS(Energy Management System)」のなかでもHEMSやBEMSなど建築設備に情報技術を組合わせたテクノロジーでエネルギーマネージメントすることはまさにその中核であり、電気設備設計にも大きく影響します。現在の「HEMS」や「BEMS」は発電・蓄電・消費される電力エネルギーの計測・モニタリングを行う「見える化」が中心となっています。しかしこれからは、建物全体に設置したセンサーやカメラなどを活用し、室温や使用時間、頻度等の情報収集及び学習によるフィードバックを行い、自然エネルギーなどの創エネルギ-を有効活用し、これらをネットワークで制御することで、快適、安全、省エネを実現していくことが要求されるようになりました。当社は技術の進歩にも取り組みます。